2013年3月7日 のアーカイブ

TERA-XIGNCODE3導入へ-

Posted: 2013年3月7日 カテゴリー: ゲーム, TERA

3月6日の定期メンテナンスで「nProtect GameGuard」から「XIGNCODE3」へとソフトウェアの変更を行いました。
導入しているセキュリティソフトの変更ですね。読み方はザインコードスリー。

そもそもこのセキュリティはユーザー側ではなく、「企業側」に対してのものです。
BOT(自動実行ツール)などの不正ツールや不正アクセス、プログラム改ざんを防止するソフトですが、
お使いのPCの情報(システム情報やネットワーク情報)をチェック、企業側へ送信するソフトでもあります。

「XIGNCODE3」については別途記述しましたので、「こちら」を参照。

従来の「nProtect GameGuard」は不正行為対策のルートキットですが、同時にシステム環境に深刻な不具合をもたらすソフトとしても有名でした。
アンチウィルスソフトとも相性が悪く、ゲーム自体が起動しないと本末転倒な状況も。

また削除(アンインストール)にも問題があり、専用アンインストーラー自身もウィルス扱い(トロイの木馬)に
なってしまうため、ほとんどが手動削除になってしまっています。

====nProtect GameGuardの削除方法はこちら====

※他にnProtect GameGuardを利用しているゲームをインストールしている場合は上記の削除方法は実行しないでください。

今回TERAに導入されたXIGNCODE3もいろいろと不具合を起こす可能性のあるソフトです。
とくにマクロ実行系のブロックに強いので、キーボード・マウス・ゲームパッドにマクロ機能が導入されているハードは注意が必要です。

※フリーソフトのJoyToPadがブロックされる報告は良く聴きます。
※ウィルス対策ソフト「McAfee」との相性が悪い。
※ファイル名がチート系の場合、無害でもブロックする誤作動あり。(cheat,hack,macro,CT,injectなど)

XIGNCODE3はゲーム起動時にチェックを行いますが、ディスクチェックなので起動時の動作が重くなります
インストール先のHDDが低速な場合は留意してください。空き容量不足も同様です。

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最終更新日: 2013年03月07日

nProtect GameGuardの削除方法

Posted: 2013年3月7日 カテゴリー: ゲーム, PC, TERA

悪意は無いはずなのに悪意あるソフト認定される「nProtect GameGuard」。
ゲームの不正行為防止のハズがゲーム自体を防止する「nProtect GameGuard」。
システムクラッシュを誘発しかねない「nProtect GameGuard」。
正規のアンインストーラーもウィルス認識(トロイの木馬)されてしまう「nProtect GameGuard」。

良い事ない「nProtect GameGuard」を手動で削除する方法を紹介します。

※この方法は、誤って操作するとOSが正常に起動しなくなる恐れがあります。
実行前にシステムのバックアップ、復元ポイントの作成を強くお勧めします。

削除手順

① 「nProtect GameGuard」のフォルダ(ファイル)を削除
(※大抵はゲームの公式HPから削除方法が提示。)

・TERAの例
Cドライブ>[HanPurple]>[TERA]フォルダ内にある [GameGuard] フォルダを削除。
Cドライブ¥HanPurple¥TERA¥Binariesフォルダ内にある [GameGuard] フォルダを削除。
※【TERA】をCドライブ以外の場所にインストールしている場合には、インストールされたフォルダを確認。

—–追記 (2014.10.08)—–

前述はTERAを利用していた場合の一例です。
FSO2やパンヤなど、他のゲームの場合はフォルダ階層が異なる場合があります。

[GameGuard]フォルダの所在がわからない場合は、以下の方法で検索して下さい。

Windows Vista/7は、
スタートメニューの[プログラムとファイルの検索]に、GameGuard と入力し検索。

Windows 8/8.1は、
[検索チャーム]から、GameGuard と入力し検索。

検索結果で該当が無ければ、既に削除されたか、検索キーワードが間違っている可能性があります。
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② システムドライバの削除

npptNT2.sys」と「nppt9x.vxd」の二つを削除。

・32bit OSの場合、%windir%\system32\のフォルダ内 (例: C:\Windows\system32\)
・64bit OSの場合、%windir%\SysWOW64\のフォルダ内 (例: C:\Windows\SysWOW64\)

③ レジストリの削除

・レジストリエディタ(regedit)を起動。
※スタートボタンの「プログラムとファイルの検索」でregeditを入力すれば見つけられます。

・レジストリエディタ上で、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NPPTNT2\
に移動し、「NPPTNT2」をディレクトリごと削除する。

・「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\npggsvc\」も削除。

④ システムを再起動し、正常に起動すれば完了。

以上で削除作業は終了、お疲れ様でした。
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(2017年02月13日:追記)

下記のリンク先を確認したところ、
ブログ兼ダウンロードサイトのアドレスが変更されていたため、リンク先を修正しました。

(2015年08月06日:追記)

コメント投稿者RRXさんからのご好意がありました。
nProtectGameGuardを削除する支援ソフトが公開されましたので、お知らせいたします。

ソフト名: 「nProtectGameGuardアンインストーラ

bat形式のフリーソフトとなっているようで、仕様書も同梱されておりました。
下記のサイトにてダウンロードが可能になっています。

===【RRXのページ ・ ダウンロードコーナー】===

ソフト作成ならびに公開してくださったRRXさん、ありがとうございました。

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最終更新日: 2017年02月13日
初回投稿日: 2013年03月07日

XIGNCODE3とは

Posted: 2013年3月7日 カテゴリー: PC

XIGNCODE3
読み方: ザイオンコード スリー
原産国: 韓国(Wellbia.com Co., Ltd.)

XIGNCODE3はオンラインゲーム向けのセキュリティソフトの1つです。
セキュリティソフトと言ってもユーザーに対してではなく、開発・運営側がユーザーの使用状況を
監視するためのソフトといった方が適切です。

主に不正アクセス、不正ツール使用、プログラム改ざん、等の不正行為の防止を目的に導入されていて、
このXIGNCODE3も同系のソフトで、日本でもオンラインゲームを中心に導入されています。

導入している企業
「GameOn」
「Gamepot」
「Nexon」
「CJ INTERNET JAPAN」
「NHN JAPAN」
「Gamania Digital Entertaiment」

国内のゲームタイトルとしては、
「Alliance of Valiant Arms」
「ガンダムオンライン」
「Sudden Attack」
「スペシャルフォース2」
「デカロン」
「TERA」
など。

XIGNCODE3の特徴は不正行為防止だけでなく、VPN検出・遮断機能なども備えているため
不正な海外接続ユーザーに対しても抑制が期待されているソフトです。

XIGNCODE3の主な特徴

・DirextX改ざん、不正呼び出し検出
・WDDMドライバ改ざん検出
・時間関連の関数(タイムサーバー・ローカル時刻含む)改ざんの検出
・DLLイジェクション検出
・Win32 API系ハッキングツール(亜種含む)のブロック
・複数実行(多重起動)の検出
・ソフトウェアとハードウェアのマクロ検出
・違法システム(MACアドレス・ユーザーアカウント・ハードウェア)のブロック
・VPN接続の検出とブロック
・仮想環境での実行の検出
・ゲーム内情報の改ざん、不正な関数実行の検出
・ゲームプロセスの監視とブロック

上記にもあるVPN接続の検出は、ほぼリアルタイム検出しています。収集した情報内訳は、

・アクセス・実行・重複カウント
・サーバー接続数
・地域ごとの実行頻度
・ゲームプレイ時間頻度
・使用OS、未知のハードウェアデバイスの使用
・ハッキングツール検出数とそのランキング(国またはユーザー単位)
・ハッキングツール使用検出の統計(IP別・システム別・科目別)

XIGNCODE3はゲーム起動時にファイルチェックを行うため、起動時は動作が重くなります
ディスクアクセスが活発になる為、インストール先のHDDが低速な場合は注意が必要です。

これは企業がユーザー側を監視するためのソフトウェアですが、
また同時に公平性の向上、正規ユーザーが不正被害にあわない様にする為のソフトでもあります。

悪意あるソフトウェアではありませんが、ゲームインストール時に自動導入されてしまうので、
不安な方は一考することも重要だと思います。

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最終更新日: 2013年03月07日