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椅子の可動式アームレストの調整

Posted: 2018年11月14日 カテゴリー: 生活雑貨, 雑学

ゲーミングチェアのアームレスト(肘掛け)の可動部を調整したので記載します。
似たような機構のアームレストにも通じる場合があるので、ご参考ください。

==ゲーミングチェア『Songmics NRCG23 (レッド)』==

以前に述べていたアームパット部のグラつきを多少改善させ、
今後の修理の際の予備知識も兼ねて紹介しておきます。

最初に断っておきますが、これらの作業はすべて自己責任でお願いいたします。

対象のアームレストは可動式で、
「高さ昇降機能」「前後スライド機能」「左右回転機能」の3Dタイプです。

◆分解時に必要な道具は「プラスドライバー(2番)」1本です。


1. アームパット裏側のネジ5箇所を外す。
  アームパッドを垂直に持ち上げると取り外せます。
 
 
 
 


2. アームパットを外した状態の内部。
  中央のネジが固定具。ネジを締め直すとグラつきが改善します。
 (スライド台の隙間にミリ単位の隙間テープや緩衝材を積めれば更に改善)
 
 
 
 


3. 稼働部の拡大図。
  前後スライドの切替が6段階なのが解ります。(バネはすぐに飛ぶので注意!)
  中央の金属プレートはパットの左右回転機構。
 
 
 
 


4. 固定ネジを取り除くとスライド機構が外れます。
  画像は昇降機能の天板部。
 
 
 
 


5. ネジを4箇所外して天板を取り除いた状態。(バネの飛び出し注意)
  ロックレバーと抑え用バネが取り外せます。
 
 
 
 


6. ロックレバーを引き抜いた状態。
  高さ昇降の切替が7段階なのが解ります。
 
 
 
 


7. 取り出したロックレバーと消耗部品。
 (スライドロック具とバネ / ロックレバー用バネ / パット固定用皿頭小ネジ)
  ロックレバーの先端の角が少し欠けていた。
 
 
 
 

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<NRCG23R用アームレスト内部のばね寸法>

◆昇降ロックレバー用圧縮コイルばね
 外径:7mm / 内径:?mm / 線径:0.6mm / 自由長:16mm / 巻き数:6.5

◆前後スライドロック用圧縮コイルばね
 外径:5.5mm / 内径:4mm / 線径:?mm / 自由長:24mm / 巻き数:8.5 or 9

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前後スライドが緩くなってきたら「圧縮コイルばね」を交換することで改善が見込めます。
スライドで摩耗する箇所には補修材や緩衝材などで、修繕・強化することも可能です。

部材はホームセンターで買い揃えることができるので単純なDIYで落ち着きそう。
予備パーツとしてアームパット部だけを取り寄せできれば最高だ。

余談だが、国税庁の減価償却資産の耐用年数指標によれば、事務椅子の場合は、
 ◇  主に金属製の椅子: 15年
 ◇    その他の椅子: 8年
 ◇ 応接セット(接客用): 5年
 ◇ 応接セット(その他): 8年

金属製の椅子ってパイプ椅子の事かな?
この場合ゲーミングチェアは「その他の椅子」なので「8年」に分類される……
……2026年まで使っていけるように頑張ろう。

今日の詞情
「八百万の神様、頑張ってメンテナンスしますので、何卒よろしくです」

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2018年11月14日

前座が長くなりましたが、2018年9月末に購入したゲーミングチェアの紹介になります。

===前座の「ゲーミングチェアの選定基準」はこちら===

※前座の内容は「2万円以下でファブリック素材シートのゲーミングチェアを探す」です。
 一言でまとめちゃったよ……

↓↓↓↓↓<購入したゲーミングチェア>↓↓↓↓↓

SONGMICS製ゲーミングチェア NRCG23R (レッド)

SONGMICS社はリビングやオフィス、ペット用品といった生活用品の取り扱いが中心で、
本社は”ドイツ”を起点に設立され、
“イギリス”、”フランス”、”スペイン”、”イタリア”、”アメリカ”、”カナダ”、”日本”といった国々で展開し、
Amazonパートナー企業の大手ブランドになります。
日本では大阪に支店(Songmics.jp)があります。

商品紹介は<Amazonサイト>を参照してください。
ここでは紹介されていない細かな情報を掲載したいと思います。
理由は『とっても良い商品』だから紹介したい、からです。

<梱包状態と開封の儀>

◆発注から35時間未満で商品が到着しました。(迅速な仕事に感謝!)
◆組立て作業は設置部屋で行いましょう。(組立て後では椅子が大きく、ドアを通過できません)


1. 配送直後の箱
 
 
 
 

2. 内部梱包(上段:キャスター部 / ロッキング機構)
 
 
 
 

3. 内部梱包(中段:ハイバックシート)
 
 
 
 

4. 内部梱包(下段:座面 / アームレスト/ 各クッション / ガスシリンダー)
 
 
 
 

5. 付属工具と予備パーツ
 
 
 
 

6. ボルトはすべて仮止めされた状態で梱包済み

 
 
 

 
7. 本体完成

※ 組立て中の画像はありません。
 
 
 
 

 
8. 梱包箱との対比

※ 梱包の箱は組立て時の台座として必要なので、開封直後に潰さないように。
 
 
 
 

◆順調に手際よく組立てれば30分かかりません。

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<NRCG23の寸法の補足>

アームレストを含むチェアの全幅: 69cm
             座面: 前面幅: 40cm / 背面幅: 35cm / 厚さ: 9.5cm
        バケットシート: ファブリック幅: 33cm / サイドPUレザー幅: 10.5cm
         アームパット: W: 25cm / D: 8~9cm / H: 2.5cm
        レッグフレーム:直径: 67cm / 幅: 4.6~6.0cm / 長さ: 33.5cm
          キャスター:車輪直径: 5.8cm
       ランバーサポート: W: 31cm / D: 16cm / H: 6.5cm
         ヘッドレスト: W: 22cm / D: 23cm / H: 5cm

付属工具: L型六角レンチ(片端がプラスドライバー加工)
予備部品: 各サイズのボルトとネジが1個ずつ(ワッシャー付き)
補足説明: 日本語の組立て取扱説明書が付属。(19P)
      軍手は無いので、別途準備が必要。
      キャスターはPU製で、レッグフレームがナイロン製。
      肘部はパッドがPU製で、可動機構がナイロンとPP製、固定具が鋼材。

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次に〔GOOD〕と〔BAD〕として、このチェアの良し悪しを評価します。

〔GOOD〕
 ・ 2万円以下の商品の中では、座面の幅が40cmで3~5万円クラスと同等。
 ・ アームレストの可動域が3D。(高さ昇降・前後5段階・左右30度向き)
 ・ ヘッドレストとランバーサポートのカバーにファスナー等の開口部がある。(クッション材の交換可能)
 ・ 外周部にPUレザー、肌が触れる部分にファブリックを使うことで、外観と機能性のバランスが良い。
 ・ カバー以外の全てのボルトとネジに、丸ワッシャーとスプリングワッシャーが付属。

〔BAD〕
 ・ ヘッドレストとランバーサポートのベルト繋ぎ目が貧弱に見える。
 ・ ナイロン製部品が全体的に粗が目立つ。(リクライニング機構カバーやキャスター等)
 ・ 付属工具のL型六角レンチだが、プラスドライバーとしては丈が短いので使いにくい。
 ・ 公式で身長170cm以上を適正サイズとしているので、万人対応ではない。(足浮きや頭部ズレ)
 ・ ヘッドレストの接触部がPUレザーなので劣化(加水分解)が早そう。

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購入から1ヶ月(稼働:1000時間)が経過した使用感についてです。

 ◆全体的な歪みや解れは全くない。
 ◆アームパッドの左右のグラつきが目立つようになった。(ナイロンやPP部材の加工が貧弱)
 ◆リクライニングやロッキング時の駆動音は変化なし。(ギアロックの音は標準)
 ◆ゲーミングチェア全般に言えるが、隙間にゴミが溜まりやすく、定期的な清掃が必要。
 ◆清掃面だが、PUレザーは化学繊維布、ファブリックはハンドクリーナーでの吸引と使い分けが必要。
 ◆腰への負担が極端に減少した。

アームレストのグラつきは気にしなければ問題ない程度。(個人差あり)
あとは概ね良好なので拍子抜けです。

[2018年11月14日:追記]
アームレストを調整してグラつきは改善しました。
作業記事はこちら⇒〔椅子の可動式アームレストを調整〕

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ゲーミングチェアとしては低価格帯に分類される商品なので、
相応のコストダウン箇所があるのは当然だと考えます。

ですが2万円以下なのに、
3~4万円クラスのゲーミングチェアに迫るスペックだと思いました。
本当に良い買い物をしたと満足のいく商品でした。

今日の詞情
「価格以上の満足感がある商品、そう感じられたら企業も顧客も勝利だ!(Win-Win)」

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初回投稿日: 2018年11月11日
最終更新日: 2018年11月14日

ゲーミングチェアの選定基準

Posted: 2018年11月11日 カテゴリー: ゲーム, 生活雑貨, 雑学, PC

PCデスクに付きものがイス・チェアになります。
今回はそのチェアの話になります。

筆者はハイバック型メッシュ生地のロッキングチェアを約7年使用していましたが、
数年前から座面のウレタン潰れ、別途クッションで補うなどしていましたが、
この度、背もたれのメッシュ生地が裂ける等の耐久限界を迎えた為、PCチェアの新規購入に至りました。

そこで以前から気になっていた「ゲーミングチェア」に注目したいと思います。

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 ※ <ゲーミングチェアとは?>
  ・主にプロゲーマー向けに開発された「長時間の着席ストレスや負荷を軽減してくれる」椅子のこと。
   レーシングチェアのようなバケットシートが基本で、リクライニング機能などの休憩機構あり。
   「ヘッドレスト」や腰への負担軽減の「ランバーサポート」といったサポートクッションが付属。
   椅子としては大型だが、簡易な組み立て式なので、段ボール一箱(超重量)での梱包と配送が可能。
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簡単に言えばレースカー用の「レーシングチェア」をゲームプレイ用に改良したような椅子です。

近年はオフィス家具としても注目されていて、デスクワークがメインの職場にも導入され始めています。
高級オフィスチェアよりも低価格なのでコスパが良いとも言われています。
和式を想定した座椅子のゲーミングチェアもあるようです。

まずは店頭へ行って、実際に座ってみることを推奨します。
PC関連のゲーミング商品を多く扱っている家電量販店や、
秋葉原(東京)、日本橋(大阪)といったPCパーツ店では展示品を含め販売しています。
(ただし有名or人気ブランドのみ。”ゲーミングチェアはこんな感じ”の広告展示のため)
ネット喫茶のゲーミングスペースでも設置されている店舗があるので参考に。

恐らく「AKRACING」「DXRACER」の商品が展示販売されている店が殆どだと思います。
現状ではゲーミングチェアを取り扱っている店舗がかなり限られてしまっているので、
種類も店頭在庫も少なく、目当てのイスが無い事の方が多い状態です。
(e-Sportsの普及率が上昇すれば市場も拡大するが……)

それでも「良かったから別メーカーも探したい」「類似品で安いのある?」と思えたら、購入選定です。
「実際に座った椅子の感じ」=「サイズや素材の感じが分かる」ため、それが自分の基準にもなります。

現在は”ゲーミングデバイスメーカー”、”レーシングパーツメーカー”、”オフィス家具メーカー”が、
開発製造・販売しているケースがほとんどなので、シェア競争も起こって選択の幅は広いです。

※ 生産国の話題でゲーミングチェアの場合ですが、
  開発設計と検品販売は国産or海外メーカーだけど生産ラインは中国、というのがデフォルトです。
  ですので中華製だから除外という安易な基準は設けられません。

とにかく基本的には通販を前提に考え、必要な情報収集を怠らずに選定、最後は運頼みで購入します。
ある意味ガチャに近いのか?!

選定と購入はAmazon楽天を利用するのが良いです。商品該当数が多くHitします。

という訳で情報収集です。
中には質の低い商品も多くあるので、商品紹介でどこまで情報開示されているかがポイントです。
ゲーミングチェアの価格帯は2~6万円と幅広いですが、そこは予算と相談してください。
(高級チェアは同じ機能でも7~12万円の品も存在します)

筆者は今回「予算2万円」とし、以下の基準で探すことにしました。
(以下はあくまで個人の設定基準であることをご了承ください)

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<筆者の選定基準>

 ・昇降用のガスシリンダーはDIN4550基準「CLASS4」認証の取得が必須。(耐久と安全性)
 ・耐荷重は150kg以上か?
 ・バケットシートの大きさは最適か?(81cm以上を推奨)
 ・リクライニング機能の傾斜は最適か?(人により異なるが、135°~170°)
 ・キャスターは『ポリウレタン(PU)』製の双輪が高耐久。(ナイロン製は安価)
 ・構造に『メタルフレーム』を用いている。
 ・座面は『高密度モールドウレタン』製で、幅は40cm以上、厚みは約10cm以上か?(モールド = 鋳型)
 ・表面素材は使い勝手の良い『ファブリック(布)生地』。(素材の種類と詳細は後述)
 ・アームレストは可動式か?(高さと前後の切替機能あり)
 ・机に収納できる高さに昇降可能か?(筆者は床~アームレストまでの高さを69cmまでと設定)
 ・外観デザインに納得できるか?(特にカラーリング。素材重視だと色の選択肢が少ないため)
 ・販売店舗の信頼性は高いか?(代理店など国内販売を重視)

〔オプション選考基準〕

 ・座面底部に強化ゴム製のウェービングベルトを採用しているか?(座り心地重視、長期耐久には不向き)
 ・アームレストの稼働は3~4Dか?(回転・左右の切替機能)
 ・購入者レビューがあれば、賛否ともに参考情報になるか?(欺瞞や作為的な記述に注意)
 ・サポートクッションの大きさや素材は記載されているか?
  (※ クッションの大きさは、チェアの正面採寸写真があれば対比計算で凡そ推定できます)

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ここで重要となる項目は、座面構造と表面素材です。

まずは座面ですが、前述した条件の素材・サイズが最低基準とも言えます。
3~5万円のゲーミングチェアを調べるとわかりますが、殆どがこの基準をクリアしています。
逆に1~2万円の商品になるとコストダウンのため、基準を満たしていない場合が多くなります。

次に表面素材について補足します。素材は以下の3種類に大別されます

 「PUレザー」(ポリウレタン樹脂)
  ※ 弾力性・柔軟性があり曲線がきれい。撥水性・高級感がある(基本は乾拭き)
    高温多湿に弱く、加水分解で表面がボロボロになる。長くて約5年で劣化不使用になり易い。
    パンチング(穴あけ)で通気性を考慮した機能性レザーもある。

 「PVCレザー」(塩化ビニル樹脂)
  ※ 耐久性があり汚れに強い。PU素材より安価で加工しやすいが、弾力・柔軟・通気性は劣る。
    汗などでベタつきやすい。経年劣化で表面が硬くなったり、コーティング割れが起こる。

 「ファブリック」(ポリエステル布地)
  ※ レザーよりも耐久性、通気性が高い。肌触りが良く摩擦があるためズレにくい。
    経年劣化し難くがシミや汚れに弱く、擦り切れが目立つ。メンテナンス性が低い。

上記のレザー素材は「フェイクレザー」合成皮革と呼ばれていて、本革ではありません。
(皮革の読み方は”ひかく”です。筆者も間違えてた……)

基本的な選び方は「見た目重視の高級感なら合成皮革のフェイクレザー」、
使い勝手と耐久性重視なら布地のファブリック」、となります。

さて選定条件の下、ネット上で販売されている38メーカーのチェアを選定しました。
(選定したメーカーの一覧は最後に記載しておきます)

結果、最終候補は「GTRACING」「IODOOS」「SONGMICS」の3メーカーでした。

そこから各々の特徴を更に考えると、

GTRACING」は人気なAKRacingのコピー商品丸出し感が強いが、スタイリッシュかつ標準的な機能は搭載。
IODOOS」はカラー選択肢が多く、ファブリック素材多用、180度リクライニング、オットマン付きなどが特徴。
SONGMICS」はPUレザーとファブリックの混合構成もあり素材面で明確化、正面と横の採寸写真がある。

そうして最終的には「SONGMICS」を選びました。
決めた点は、”座面の幅が40cm確定”、”知りたい情報の掲載量”の2点。

↓↓↓↓↓<購入したゲーミングチェア>↓↓↓↓↓

SONGMICS製ゲーミングチェア NRCG23R (レッド)

説明が長くなっしまったので、製品紹介は次回の記事にします。
1ヶ月後の使用感も合わせて記載したいと思います
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 ◆次回記事『PC環境はゲーミングチェアを獲得した』◆

今日の詞情
「椅子、それは費用対効果が表れやすいツール」

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<選定したメーカーの一覧> 2018年

※ 「ブランド/商品名」(メーカー名)

↓—–↓予算度外視で高品質な上位機種↓—–↓

AKRACING」(AKRacing) 中国・日本代理店 TECWIND
DXRACER」(DXRACER) アメリカ・日本代理店 ROOM WORKS
E-WIN」(E-WIN) アメリカ/中国・日本代理店 ㈱真善美
noblechairs」(noblechairs) ドイツ Caseking社
Nitro Concepts」(Nitro Concepts) ドイツ Caseking社
COUGAR」(Compucase Enterprise) 台湾・日本代理店 Milestone
Tt eSports」(Thermaltake) 台湾・日本代理店
CORSAIR」(CORSAIR) アメリカ・日本代理店
needyn」(needyn)日本
Vertagear」(Vertagear) アメリカ
Arozzi Torretta」(Arozzi) スウェーデン

↓—–↓品質もコスパも良さそうな商品↓—–↓

GTRACING」(GTRACING) アメリカ・日本代理店
MDRACING」(NEOLEAD) 日本
Bauhutte」(Bauhutte -バウヒュッテ-) 日本
SONGMICS」(Songmics) ドイツ・日本代理店
IODOOS」(iodoos -イオドウス-)
FUNCER」(FUNCER FURNITURE) 中国
MCTECH」(MCTECH) 中国

↓—–↓その他メーカー↓—–↓

「Full Flat」(eモンズ・K’s Wave)
「サンワダイレクト」(サンワダイレクト)
「TESORO」(オウルテック)
「ZESTRANSIR」(日本インテリア)
「DORIS」(ドリス)
「MR-STORE」(MR-STORE)
「OSJ/HINCES」(OSJ -オリエンタル・スタンダード・ジャパン-)
「TOPRACING」(TOPRACING)
「DEER HUNTER」(Deerhunter Racing)
「panana」(panana)
「ドウシシャ」(OFFICE Creator)
「LOWYA -ロウヤ-」(VEGA Corporation)
「山善 -YAMAZEN-」(山善)
「Homdox」(Homdox)
「AutoFull」(AUTOFULL)
「タンスのゲン」(タンスのゲン)
「サンワサプライ」(SANWA SUPPLY)
「アイリスプラザ」(IRISPLAZA)
「ぼん家具」(日本インテリア)
「イーサプライ」(イーサプライ)
「SAHASAHA」(SAHASAHA)
「CEITURA」(C’eitura)

◆一覧にしたら本当にゲーミングチェアのガチャみたいだw

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最終更新日: 2018年11月11日

●本文下部に最新の追記記事があります。ー更新日:2019年07月23日ー

自宅の日立製冷蔵庫がある日突然、ビープ音をともなって故障を知らせてきた。
※ 液晶パネル面には[F0]と[18]の数字が点滅表示。

取扱説明書を読んでも記述は無く、メーカー問い合わせを促す旨があるだけだったので、
とりあえずネットで調べてみることに。

◆ 故障した対象

  冷蔵庫型番: R-K40MPAM(日立)
    販売年: 2003年
   使用年数: 12年
 エラーコード: F018

◆ 不具合症状

  ・ コンセント抜き差しで液晶表示は復活するが、しばらくするとF018が再表示。
  ・ 冷凍は正常(-18℃)になるが、冷蔵が10℃以下に冷えない(11℃~H表示)。
  ・ 野菜室が異常に冷える(一部凍結)。
  ・ スピード冷却を作動させても、送風はされるが冷たくない。

結果「F018」のエラーコードは”霜取りセンサーの不具合“、”冷却サイクルの異常“を示すサインでした。
検索して初めて知りましたが、型番[R-***MPAM]や[R-***NPAM]ではメジャーな故障だったようです。(2008年頃から報告多数)
※ 「F017」だと”霜取り機能(装置)の不具合”ということで深刻な故障。

状況と収集情報から「霜取りセンサー」を交換すれば再稼動できる可能性があるとのこと。
しかし冷蔵庫は様々な理由で簡単に買い替えるとは言えない家電です。

そこで過去同じような故障で、冷蔵庫を自分で修理している方がいらっしゃったので、参考にさせていただきました。

参考にしたページ⇒⇒⇒日立冷蔵庫R-S38RPAM故障 (エラーコードF018) 修理記録メモ

修理に要求される技術と知識は、「パソコンの自作組立て」ができるよりも簡単な程度。
日曜大工だと思って楽しく作業です。

交換する新品の霜取りセンサーは、最寄の日立サービスセンターに電話して取り置き、直接購入に行きました。
直接赴くのが困難な場合は発送してもらうことも可能です。(部品代+送料・着払い)

2015年01月時点でのセンサー価格: 1188円(1100円+税)

以前は840円程度だったようなので値上がりしていますね。

交換作業の詳細は省略しますが、内容は上記リンク先とまったく変わりませんし、
購入した霜取りセンサーに「交換の手順書」が画像付きで同封されています。

修理箇所の露出(庫内の解体作業)が一番の重労働で、とくに野菜室の天板撤去が難所ですね。

作業開始からセンサー交換、再稼動までの全工程は約60分で終了しました。(焦らずのゆっくり作業)

撤去後の霜取りセンサーの画像がこちら↓

0008

0010

 

 

 

 

表面のアルミシールが剥がれている、というよりも”断裂して千切れた”と表現できそうです。
(シールの継ぎ目とは別箇所から切れ目や縮れあり)
おそらく冷却と加熱(霜取り時)の熱サイクルにアルミシールが耐え切れていないと思われます。
センサー故障の時期が2年~8年と点在しているのは冷蔵庫の使用頻度によって異なるからでしょう。

とにかく再稼動から3~4時間後には庫内温度は冷え始めていました。(12℃ → 5℃)
まずは一息かな?
これで12時間・24時間・48時間と様子見、一週間何事も無ければ一安心できます。

センサー交換後にF018が再発した方の報告は「交換して半年~3年」経過という状況を目にします。
ですので冷蔵庫の新調も考慮しておかないと危険ですね。

とりあえず業者の出張工事費(約10000~16000円)無しで、
部品代1200円のみで延命できた事と、ユーザー自身で修理可能だった事を喜ぼうと思います。

 

今日の詞情: 「機械弄りが好きなら自分で直せる希望がある。昔も今もこれからも。」

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[追記] -2015年07月26日-

霜取りセンサーを交換して半年が経過しました。
連日30℃以上の真夏日ですが、問題なく稼動しています。

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[追記] -2016年01月25日-

霜取りセンサーを交換して1年が経過しました。
暖冬続きの中、先週は打って変わって都内でも10cmほど積雪する寒さになりました。
寒暖の差が大きくとも冷蔵庫は問題なく稼動しています。(冷蔵:5℃/冷凍:-18℃)

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[追記] -2018年11月18日-

霜取りセンサーを交換して3年と10ヶ月(約4年)が経過しました。
そろそろパーツ交換3年後のF18再発の時期です。
2018年の夏は35℃以上の酷暑が連日続くという地獄でしたが、なんとか稼働しています。
ただし自動製氷装置の調子が悪くなり、製氷を完全停止させて動作負荷を軽減させています。
(氷は製氷皿を用いての手動製氷にし、成型を変えて楽しんでいますw)
このまま平成最後の年から新年号を迎えられるか?(冷蔵:5℃/冷凍:-18℃)

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[追記] -2019年07月23日-

霜取りセンサーを交換して4年と6ヶ月が経過しました。
無事に5月からの新元号「令和」を迎えられましたが、
長雨にならない梅雨(東京)が明けそうな多湿な日々の中、別の不具合が発生です。
夕刻頃から操作パネルの「スピード冷却」ボタンが常時点灯した状態になり、
他のボタンを押しても何も受け付けない状態になりました。(液晶表示は正常)
コンセントを抜き差ししても設定が初期化されるだけで、ボタン操作は不能に。
「多分、スイッチの接触不良か」と考え、電子の海へと先駆者様を探しました。

こちらを参照しました。 ⇒⇒⇒Feeling is everything! – 冷蔵庫修理-
情報公開に感謝いたします!(操作パネル不具合も頻発してたのか……)

操作パネルは下端にマイナスドライバーが差し込める「隙間」が設けられています。
あとはパネル左側の3か所に固定ツメがあるので、それを外せばパネル全体が外せます。(パネル全体は嵌め込むタイプ)
(接続ケーブルのコネクタは「挟み込み式」なので、無理に引っ張らない事)

結果的に当方の場合は、
「ライムグリーン色のプラスチックボタンケース」が不具合の原因のようでした。

テスターが無かったので回路チェックができませんでしたが、
剥き出し基盤と冷蔵庫を直接続し、回路上のスイッチを直接操作(On/Off)しましたが、
問題なく反応し、全操作ができたので、上記の結果になりました。

不具合のボタンケースの該当箇所を軽い熱を加える等して逆方向への癖をつけ、操作パネルを元に戻して、
冷蔵庫の様子を見ていますが、12時間後も問題なく稼働しています。(冷蔵:5℃/冷凍:-18℃)
あとどれくらい延命できるだろうか?

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最終更新日: 2019年07月23日
初回投稿日: 2015年01月19日