PC自作パーツ説明(HDD・SSD編)

Posted: 2011年6月4日 カテゴリー: 雑学, PC

アプリケーション・音楽・写真などPCの全データを保存・記憶しておく装置がハードディスクドライブ(HDD)と
SSD(Solid State Driveの略)です。

物理メモリと異なる点はその記録方式で、HDDは磁気、SSDは半導体素子によって記録されるので、電気が
供給されなくてもデータを保持できる点にあります。HDDは磁気ディスクと呼ばれる円盤に、電気信号から磁気信号へ
変換された情報を磁力で記録していきます。SSDは電気信号を直接半導体素子へ焼き付けて記録します。
こちらはUSBフラッシュメモリの内部構造と似ています。どちらにも長所と短所があり、

HDD … 記録領域が大容量で最大3TBまで(2011.04現在)。構造上、駆動部分が多いため他のPCパーツと比べると
    一番壊れやすく、ある意味で消耗品ともいえる。外部からの衝撃・強い磁気にも弱い。

SSD … HDDに代わる記録媒体として登場した装置で、高速・高耐久で小型。駆動部分がないためほとんど無音動作する。
    しかしHDDと比べて容量が少なく(600GB?)、価格も割高。最大の弱点は半導体寿命による書込み限界で、
    規定回数以上は書き込めなくなる面を持っている。

HDD・SSDの選び方ですが、HDD1台の組み立てでもOKDですが、筆者はHDDとSSDの併用をお勧めします。

これはOSや常駐アプリなどの読込みが多く書込みが少ないシステム関係をSSDへ、
音楽・写真・動画などの大容量データ、頻繁に更新するソフトウェア等はHDDへと用途分散させて、各長所を活かした使用方法にするためです。逆にSSD1台でも組めますが、寿命を縮める使い方になるのでお勧めしません。

次にHDD・SSD個々の性能比較についてです。

サイズ … 一般に2.5インチ(inch)と3.5インチの2種のみです。2.5インチはノートPC向け、3.5インチはデスクトップPC向けと
     言われていますが、デスクトップPCではどちらのサイズも利用できます。他にも1.8インチがありますが、これは
     今ではiPod等の携帯端末に使われることが多く、PCでは殆ど使わなくなったサイズです。

接続方式 … 現行ではシリアルATA(SATA)接続が主流で、SATA1.5Gbps、SATA3Gbps、SATA6Gbpsの3種があり、
       伝送速度はそれぞれ150MB/s、300MB/s、600MB/s、となります。注意点はHDD・SSD、ケーブル、M/Bの規格が
       対応していなければならない点です。例えばHDDとM/BがSATA6Gbpsに対応していても、ケーブルがSATA3Gbps
       ならば伝送速度は300MB/sまでしか出せない、ということです。

『容量・内部性能について』

SSD … 容量は30~600GB(暫定)で価格も1万~10万円ほど。低価格なSSDは内部コントローラの性能が低いため、プチフリーズ
    という現象が頻発する可能性があるが、SandForceコントローラが搭載されたSSDは安定。半導体記憶のSSDには書き込み
    回数限界があるため、平均書込み回数や平均故障時間を考慮して選択することをお勧めします。
    またアクセス速度(MB/s)の比較として、Read(読込み)とWrite(書込み)の値も変わってくるので参考にしてください。
    Read値が高いとPC起動が早くなる恩恵もあります。
     ※参考値: Read ⇒ 100~500MB/s、 Write ⇒ 80~450MB/s

HDD … 容量は最大で3TBまでありSSDに比べ殆ど1万円以下の低価格。SSDとは違い磁気ディスクが常時回転しているため、
    その回転数や回転軸の構造、磁気ディスクの構成で性能が変わってきます。またSSDに比べればアクセス速度は低速です。
     ※参考値: Read ⇒ 80~150MB/s、 Write ⇒ 60~120MB/s

 ① 回転数 … 単位はrpmで1分間の円盤の回転数を示しています。一般的には5400~7200rpmで、高速なHDDでは1500rpmも
         あります。高回転ほどデータ読み書き速度も高速ですがその分、駆動音や故障確率も大きくなります。

 ② キャッシュ(cache) … バッファ容量とも呼ばれHDDに内蔵されている一時メモリのこと。磁気ディスクとM/B間とのデータ読み
          書きを円滑に進めるための機能で、大容量ほど安定動作します。

 ③ プラッタ容量 … 磁気ディスク自体をプラッタと呼称しますが、そのプラッタ1枚分の容量のことを示します。HDD1台には1~4枚
            のプラッタで構成され、品名にはその合計容量が載っています。重要な点はプラッタ枚数が少ないほど処理が
            高速で、動作も安定するという点です。

   例: 2TBで500GBプラッタの場合、⇒ プラッタは4枚。
      2TBで750GBプラッタの場合、⇒ プラッタは3枚。 ⇒ こちらのほうが上記2TBより高速安定する。

   ※ 逆に2TBでプラッタ枚数2枚となれば、プラッタ容量は1TB(1000GB)ということになります。

————————————————————————————————-
最終更新日:2011/06/05

広告

コメントは受け付けていません。