IPv4の在庫切れ

Posted: 2011年2月13日 カテゴリー: 雑学, PC

本日は「IPアドレス」のお話です。

今月、IPアドレスが枯渇する、という騒ぎが顕著になってきましたが、
そもそもIPアドレスとは何? 枯渇するとどうなるの? という方のためにご説明します。

そもそもIPアドレスとは、Internet Protocol Addressの略で、
インターネット上の「住所」「電話番号」に相当する識別番号のことです。
精密にはIPv4(Internet Protocol version 4)といい、0~255の数字を四つ組合わせたものです。
(例: 124:92:174:247)

これは皆様がインターネットを利用する際、自宅のパソコンやサイト事業者の
サーバーに振り分けられている番号で、通信時の送信先・受信先の目印になります。

なのでよく、警察が匿名で嫌がらせの書き込みをした犯人を捜す手段にも
IPアドレスが使われています。(電話逆探知と同じイメージ)

IPアドレスには「グローバルIPアドレス」「プライベートIPアドレス」の二種類があります。
前者は広域ネットワークに、後者はオフィスや宅内などに使われます。

グローバルIPは一個人ではネット回線契約時に一回線に対し一つ割り振られています。
また一回線をルータで複数に分配している場合、パソコン⇔ルータ⇔インターネット間は、
ルータで振り分けられたプライベートIPアドレスを経由してグローバルIPアドレスを使いインターネットへ接続しています。
つまり最終的は複数PCのある屋内でも使用する回線は同じなのでIPアドレスも同じということになります。

個々のグローバルIPアドレスは、回線契約書、またはネット上で調べることが出来ます。

ここで最近のNEWSで顕著になってきたのが冒頭のIPアドレスの枯渇問題です。

番号を管理する非営利国際団体の発表で、2011年2月3日に貯蓄していたアドレスが枯渇し、
現状のままアドレスを割り当てていくと日本の場合、5〜8月には新番号の配布ができなくなる可能性があります。

現在、主流のIPv4は全組合わせの数は約43億個で上限。
近年の中国などの新興国やスマートフォンの普及でほとんど配布してしまったことが要因の一つ。

この枯渇事象は前々から検討されていたので、対策方法はあるので、
枯渇によるネットワーク新規参加不可という事態は避けられます。

方法としては次世代IPアドレスのIPv6を使用することです。
IPv6は16種類の数字(0~9)とアルファベット(a~f)を32個を組み合わせて構築する仕組みです。
(例: 0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000 ~ ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff)

つまり従来の10進数から16進数へと変えることで組み合わせ数を増やしたということです。
IPv6で用いられる全組み合わせは約340澗個、桁で言うと千万億兆京垓𥝱穰溝澗。
340兆の1兆倍の1兆倍という途方もない数です。枯渇の心配も無くなります。

ここで皆様が気になるのは、パソコン利用者は何かしなければならないのか?
ということだと思います。

結論では、今すぐに何かするということはありません。
ただ将来的には古いOSのパソコンではネットが見られなくなる可能性があります。
Windowsの場合はVista以降ならIPv6に対応していますが、XP以前は接続の再設定が必要になります。
ただし今後10年は従来のIPv4が併用されそうなので、当面は問題ないです。

こんな状況だったなぐらいの気持ちで良いと思います。
それと自分のグローバルIPアドレスぐらいは知っておきましょう。
注)IPアドレスは悪用される危険があるので、絶対に洩らさないように!

↓↓↓↓↓ IPv4 , IPv6 を調べられます ↓↓↓↓↓
ipv6 test

 

 

 

 

 

今日の詞情
「桁なんて亥まで言えれば十分なはずだった…」

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最終更新日:2014年10月22日
初回投稿日:2011年02月13日

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