パソコン音楽・サウンドカード

Posted: 2011年1月3日 カテゴリー: 音楽, PC

今回は『パソコン音楽』のお話です。

知っている方がいれば今更な話ですが、
通常のパソコンは一般の音楽プレーヤー(CDコンポや携帯音楽機器など)に比べて音、悪いです。

パソコンの音はマザーボード(パソコン本体の基盤の意、以後はM/B)に内蔵されているサウンドチップを使って処理されスピーカー等の出力器で音を再生しています。(オンボードとも言われる)

しかしこのM/B内臓サウンドチップ、
元来は映像・音楽再生用に設けられたものではなく、マシンの緊急音(ビープ音)などを再生する極めて簡易的な意味合いが強い仕様です。

従ってこの状態で音楽再生すると、CDや高音質音楽ファイルを再生しても
スピーカーからは低品質で貧弱な音楽に聴こえてしまいます。

※音楽ファイルの音質や形式については以前の日記に書いた記憶があるのでそちらを参照のこと。

※音質の違いがわからない方、以前の日記にそれらしい事を書いたのでそちらを参照のこと。
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(補足)
前世紀のM/B内臓チップは「AC’97」という規格でしたが、今世紀になってからは「HD Audio」という規格が一般的。
これはパソコンでのAV視聴の用途が増え、最高で7.1chまで再生対応させたため。それでも音質は多少向上した程度。
例えば、AMラジオで聴いてたものがFMラジオ程度にまでクリア化されたぐらい。
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さて、市販品パソコンの中ではAV視聴に視点をあてた専用機が出ているので、これから購入を考えている方には関係ない話かもしれませんが、
既にパソコンを持っている方には…ちょっとだけ問題。
(音なんて気にしない、今のままで満足、といった方にも関係ないですねw)

なので現行のパソコンで「音楽を聴く」や「DVDを観る」といった方は下記の手法を読んでください。

そうでない方は、長文になりそうなのでここで引き返してくださいw

音にこだわりが在りそうな方、いらっしゃいませw

大まかに下記の3種の方法に大別されます。

①方法① サウンドカードの導入

②方法② ASIO(アジオ)オーディオドライバの導入

③方法③ 音響出力装置の変更

①方法①

サウンドカードとは…
パソコンの拡張パーツの一つで、音の再生・録音の専用回路を設けた拡張カードのこと。
グラフィックカード(ビデオカード)の存在を知っている方は、それの音響版だと考えてください。
デスクトップ型パソコンではPCI接続またはPCI Express接続で利用でき、回路内には音楽専用のCPUと専用メモリも存在し、高い音響を提供してくれます。
またノートパソコンの方はPCカード接続タイプのサウンドカードが販売されてますので、そちらもどうぞ。

※USB型も販売されていますが、性能上あまりお勧めしません。

一番効果は大きいですが、導入は自己責任です。
店頭や通販でサウンドカードを購入し、ドライバーと静電気対策と、パソコン本体の中身を見る勇気があれば出来ますw
詳しい取り付け方も商品説明書に記載されているので、省略。

↓はメジャーなサウンドカードのメーカーとラインナップ。

★CREATIVE★ (6980~22800円)
プロゲーマーに定評があるメーカー。デジタル音に強い老舗店。
後述のASIOドライバもほぼ標準で対応。

・Sound Blaster X-Fi Titanium Fatal1ty Champion Series
・Sound Blaster X-Fi Titanium HD
・Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio
・Sound Blaster X-Fi Titanium
・Sound Blaster X-Fi Xtreme Gamer
・Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio

★ASUS★ (3980~29800円)
近年で人気を獲得してメジャー化。ラインナップが豊富で初心者にも導入しやすい。
パソコンパーツメーカーのASUSのためかソフトウェア関連が弱い。
ゾナーと読む(某怪人とは関係ありませんw)

・Xonar Xense
・Xonar HDAV1.3 Deluxe
・Xonar HDAV1.3
・Xonar Essence ST
・Xonar Essence STX
・Xonar D2X
・Xonar DX
・Xonar DS
・Xonar DG

★ONKYO★ (7980~17980円)
アナログ音の扱いに優れている回路構成が売り。選択肢は少ないが老舗店。
PCI接続のみしかなく、PCI-Express接続製品は無い。

・SE-200PCI LTD
・SE-200PCI
・SE-90PCI

★AUDIOTRAK★ (12800~14800円)
こちらも近年で人気が出てきたメーカー。選択肢も少なく特徴も少ないが
価格に見合った性能に端子の豊富さが強み。

・Audiotrak PRODITY HD2 ADVANCE
・Audiotrak PRODITY 7.1e X-Fi Audio

店頭やホームページで機能比較してから購入することをお勧めします。

比較点としては
・パソコンの動作環境
・PCI / PCI-Express接続
・入力/出力端子の数と種類
・デジタル-アナログ変換の値
・S/N比(ノイズ低減値、高いほど優秀)
・再生・録音のどちらに優れているか
・再生チャンネル数(接続スピーカー対応数)
・付属機能

こんなところです。
ちなみに私は「Creative Sound Blaster X-Fi Titanium HD」を使っています。
デジタル重視な機器であってアナログを求めるという変わった商品。
2chのL/Rスピーカー端子の他にヘッドホン専用端子があるのがすごく便利です。
それにこれ、自分でオペアンプが自由に交換できますよ。

②方法②

ASIOドライバとは…
サウンドドライバの規格の一つで、ほぼオーディオ業界標準として採用されている。
WindowsやMac OS上のサウンドドライバよりも超低遅延、高同期生、高スループットを実現。
ASIOはチャンネル数、量子化ビット数などもマシン処理速度が許す限り扱うことが出来る。
簡単に言うと音質劣化とノイズ混入を避けるためにカーネルミキサーに通さず、直接信号を送り音質向上に繋がる方法。

注意: 通常、ASIOドライバは対応したサウンドカードがないと利用できません。
しかし「ASIO4ALL」というフリーの汎用ASIOドライバもあるので代用可能。

金銭的に無料で導入できるお手ごろ方法です。
準備するのは「ASIO4ALL」「ASIO再生対応プレイヤー」の2種の無料ソフトウェアです。

・ASIO4ALL: ダウンロード先⇒ http://www.asio4all.com/
・ASIO再生対応プレイヤー: foobar2000、Winamp、SoundPlayer Lilith、

インストール後にプレイヤーの設定画面で、再生ドライバ選択をASIOまたはASIO4ALLにすればOK。
ただしパソコン環境によってかなり相性問題があるので、そこはご了承ください。

③方法③

最後は出力装置の交換ですが、いわゆるスピーカー、ヘッドホンの交換のことです。
現行で使用しているものがパソコン付属のスピーカーや安価な音響機器だったりすると、
パソコン内の再生性能は高いのに貧弱な音が流れる、という勿体無い現象が起こります。
特にノートパソコンやモニター付属のスピーカーでは…顕著だと思います。
買い換えるだけなので、これは導入方法としては一番簡単ですね。

良い音響機器の云々(音質の違い)は以前の日記内容を参考にしてください。

●まとめ●

・方法①と③が効果的。特に①は専用回路を設けるため根本解決に繋がる。
・方法②は気持ち程度の改善。音にこだわらない人には「あ、そう」的なシロモノ。

私の経験にもありましたが、SkypeやMessengerで音声会話する際、
相手の声(または自分の声)が篭もるという現象多発していました。
ネット回線状況やスピーカー、マイク、パソコン性能などいろいろ試行錯誤した結果……

一番効果があったのはやはり「サウンドカードの導入」です。

当時はWindows XPのオンボードサウンド(Realtec製 AC’97)だったので特に酷かったです。
M/Bを買換えでHD Audio(Realtec製 High Difinision Audio)に変更、以前より明瞭音質になったこともありましたが、ノイズ混入や低音量現象は継続していましたね。
サウンドカードを導入した瞬間、問題解決、音の世界が変わりましたw

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(補足)
Windows 7/Vistaでは「WASAPI(ワサピ)」という新オーディオインターフェイスが導入されていますが、あれもASIOと同じでカーネルミキサーを介さないで音再生するものです。
ただWASAPIはASIOとは違いドライバではなく、アプリケーション統括インターフェイスなので勘違いされやすいですが異なります。しかし結果的に音が良くなった場合が多いですね。
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この次になにか導入するとしたら、ヘッドホンアンプかサラウンドシステムの導入でしょうか。
どちらも数万円以上の投資が必要なので当分先のお話ですがw

というわけで、皆さんもパソコン音楽にこだわってみませんか?

話題を絞ってもこの長文…、読んでくださった方、ありがとうございます。

今日の詞情
「音へのこだわり、パソコンへのこだわり、融合した一つの道がここにある」

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